3Dプリントで試作が変わる!工業部品におけるPLA活用の実例
近年、3Dプリンターを活用した試作のニーズが高まっています。中でも、PLA(ポリ乳酸)樹脂を使った3Dプリントは、短納期・低コスト・柔軟な設計変更対応といったメリットから、工業分野での試作においても注目されています。
本記事では、実際に弊社が取り組んだ工業部品の試作事例を交えながら、PLA素材の活用方法とその可能性をご紹介します。

PLAとは?
PLA(Polylactic Acid)は、トウモロコシなどを原料とした植物由来のバイオプラスチックで、3Dプリント用フィラメントとしても非常に人気があります。
主な特徴:
- 加工性が良く、3Dプリンターとの相性が良い
- 反りや収縮が少なく、寸法精度が出しやすい
- 材料価格が安価で、試作向き
- 環境負荷が低い(生分解性)
※ただし、高温には弱いため、最終製品用途には向かないケースもあります。
活用事例:治具の設計・フィットテスト
現場で使用する治具の設計時にも、PLA試作で現場とのすり合わせが可能に。使用環境や手の動かし方まで再現し、ユーザーとの認識ズレを最小化。
→ メリット:コミュニケーションコストの削減、現場納得の仕上がり!
PLA試作がもたらすメリット
- コストダウン:金属切削や樹脂型製作と比べ、材料・工数ともに安価
- スピード対応:最短1日で初回出力が可能。納期短縮に大きく貢献
- 柔軟な設計変更:要望変更にも即座に対応可能
- 見える化:図面だけでは伝わらない部分を、現物で共有可能
PLAによる3Dプリント試作は、設計段階での精度向上・コスト削減・顧客満足度の向上に大きく寄与します。東海テクセルでは、**「まず形にしてみる」**を合言葉に、お客様のモノづくりの第一歩を全力でサポートしています。
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